米国子会社ジフ・デイビス・インクの第1四半期の業績報告

1998年6月2日、（ニューヨーク時間）−当社米国子会社ジフ・デイビス・インク（NYSE：ZD）は、第1四半期（1998年1月1日〜同年3月31日）の業績を以下の通り発表致しました。

1998年度第1四半期の売上高は、$228.1百万ドル（1997年第1四半期は、$224.9百万ドル）となりました。

出版部門の売上（雑誌数誌のジョイントベンチャーへの移管分を除く）は$4.1百万ドル（2.1％）の増収となりました。この増収の要因は、ZDネットを主体とするインターネット事業と消費者向け出版物における広告収入の伸びによるものであり、これは法人向け出版物の広告収入の減少を一部補うものでした。昨年（1997年）10月にジフ・デイビスは、所有する雑誌のうち「MacUser」と「MacWeek」を他の出版社とのジョイントベンチャー（50対50）設立のために移管しており、これらの出版物の売上は、1997年第1四半期の業績には$12.8百万ドル含まれておりますが、今期（1998年度）の業績には含まれておりません。法人向け出版物における広告収入の減少は、主に当期のコンピューターテクノロジー業界の低迷によるものです。

展示会部門の売上は対前年同期比77％上昇致しました。これは前年同期に比べ2つの展示会を前倒しで実施したことがその主たる要因です。しかしながら、時期的なズレを考慮してもこの部門の収入は$2百万ドル（7.8％）増加しており、特に展示会「Java One」の伸びが貢献しております。

1998年度第1四半期の営業損失は、合計$24.0百万ドル（前年同期は$15.6百万ドル）となり、EBITDA（金利・税金・有形固定資産償却・営業権その他無形固定資産償却、控除前利益）は、$15.1百万ドル（前年同期は$25.5百万ドル）となりました。減益の主たる要因は、利益率の高い法人向け出版物の広告収入が減少したこと及び当期に一時経費として事務所移転費用$3.2百万ドルと新しい出版物の刊行に伴う$1.4百万ドルの損失を計上したことによります。

当期の純損失は$5.1百万ドル（1株当り純損失は$0.05ドル）となりました。（前年同期の純損失は$59.8百万ドル、1株当り純損失は$0.60ドル）この純損失及び1株当り純損失の数値は、当期に金額的に重要性のある税額控除があったため単純に前年同期と比較することはできません。

1998年5月4日、ジフ・デイビス・インクは親会社であるソフトバンク・ホールディングス・インクに74.2百万株を発行し、残りの25.8百万株の普通株式の公開を完了しました。また1998年の5月28日には、引受証券会社が追加で2百万株の配分権を行使しましたが、ソフトバンク・ホールディングス・インクの持ち分よりこの分を調達したため、発行済株式の総数に異動はありませんでした。この時点での株主構成の変化により結果的に現在同社の株式は、株数にして27.8百万株、発行済株式総数の27.8％が一般に公開されていることとなります。

この取引の結果、流通株式数は増加しております。前年同期と比較するために1株当りの損失を昨年1月に溯って修正してあります。

ジフ・デイビス・インクは、コンピュータとインターネット関連テクノロジーに特化した総合メディア・マーケティングのリーディングカンパニーであり、主なプラットフォームは、印刷物の出版・展示会・オンラインコンテンツ・マーケット調査・教育であります。同社はグローバルなテクノロジーカンパニーに対し経営判断のキーとなるマーケット戦略を提供しております。同社に関する情報については、www.ziffdavis.comもしくはwww.zdnet.comでご覧になれます。

（同社のより詳細な情報を知りたい方は下記にお尋ねください。）

Public Relations

Greg Jarboe, Director of Corporate Communications
gjarboe＠zd.com

Investor Information

Timothy C.O'Brien, Chief Financial Officer
tobrien＠zd.com
Tom Wright, Vice President and Treasurer
twright＠zd.com

ジフ・デイビス・インク ^※1 合算損益計算書

• ※1
  ジフ・デイビス・インクは1998年5月4日にソフトバンク・ホールディングス・インクがZD Inc.とZD Comdex and Forums Inc.の株式を現物出資したことにより設立され、それとともに株式公開を果たしました。上記の業績は当該期間のZD Inc.とZD Comdex and Forums Incの業績を合算したものです。
• ※2
  遡及修正後の1株当り利益（損失）は、1998年5月4日に発行された1億株が1997年1月1日に発行済であったものとして計算されています。希薄化された1株当り利益（損失）は、普通株式同等物が希薄化を生じさせるものではないので表示しておりません。