ソフトバンクと日本アイ・ビー・エムe-businessソリューションの販売活動で業務提携

ソフトバンク・オリジナルのソリューションを提案

ソフトバンク株式会社(本社:東京都中央区、社長:孫 正義)と 日本アイ・ビー・エム株式会社 (本社:東京都港区、社長:北城 恪太郎)は6日、企業のニーズに合ったe-businessソリューションの販売活動において、業務提携を行うことを発表しました。この業務提携によって、両社はIBM®のe-businessの基盤となるソフトウェア製品群に関して「e-Project」という名の幅広いマーケティング・プログラムを共同で展開していきます。

金融ビッグバンをはじめ、企業はグローバル化、オープン化による新たな競争の時代を迎えています。このため、企業は体質強化やビジネス・プロセスの改善に向けた、新しい視点での経営革新の実現を目指しています。多くの企業では、インターネットやイントラネットと既存の基幹業務を融合させ、電子商取引などをはじめとしたe-businessのための新しいシステムを構築しはじめています。

ソフトバンクでは、NTプラットフォーム上に構築した情報系の新システムを使って、様々な機種の基幹システムに蓄積された膨大なデータを有効活用し、e-businessを実現したいという企業の要望に対応するため、従来のソフトウェア流通に付加価値を加えた、ソリューション販売を推進します。

今回の合意により、日本アイ・ビー・エムはソフトバンクが持つ幅広いリセラー・チャネル(販売パートナー)を通じて、e-businessの基盤となる、基幹システムやデータベースとの連携ソリューションを提供します。ソフトバンクは、自社のリセラーである、シーイーシー、CSK、ジェイエムシー、新日鉄情報通信システム、デザインテクノロジーズ、日立インフォメーションテクノロジーなど10社のリセラーを中心に、基幹システムやロータスノーツ、オラクル製データベースなどをご利用している企業に向けたe-business関連ソフトウェアの販売を強化していく計画です。

ソフトバンクと日本アイ・ビー・エムの業務提携による「e-Project」の主な内容は次のとおりです。

1.e-businessソリューション推進専門チーム「e-Team」を組織

リセラーを支援するために、ソフトバンクと日本アイ・ビー・エム両社でe-businessソリューション推進のための専門チーム「e-Team」を組織します。支援内容は、セミナーや研修コースの無料開催、専用ホームページやeメールによるマーケティング情報や技術情報の提供、各種コンテストの開催などを予定しています。

2.共同マーケティングの展開

リセラー各社のお客様に対し、ソフトバンクと日本アイ・ビー・エム両社が協力して、共同で営業活動を展開します。

3.リセラー社内にIBM担当部門(ディビジョン)を設置

ソフトバンクと販売提携を行ったリセラーは、社内にIBMソリューションを専任で担当する要員を配置します。(営業/販促/技術の3部門で各1名以上)

4.e-businessの付加価値ソリューションの展開

ソフトバンクは、IBM製ミドルウェア「MQSeries™」や「DBLink」、および「Lotus Notes Domino™」を統合したソフトバンクのオリジナル・ソリューションを展開します。

MQSeries

MQSeriesは、複雑なマルチ・ベンダー/マルチ・プロトコルのネットワーク・コンピューティング環境において、アプリケーション間のデータ(メッセージ)の交換を容易に行うためのミドルウェア製品群です。同製品群を使用することで、基幹業務とグループウェアの結合が容易になります。

DBLink

DBLinkは、迅速、効率的にデータベースとアクセスするためのミドルウェア製品です。DBLinkをノーツ ドミノ(ロータス スクリプト)上から利用することにより、より効率的にノーツとデータベースを連携させたアプリケーションを開発できます。

Lotus Notes Domino

ロータス ノーツは、世界で1,000万ユーザー以上の実績を持つ、オープンなソフトウェア製品です。ドミノは、グループウェア機能とインターネット/イントラネットのWebサーバー機能を併せ持つ上、豊富なアプリケーションと容易な開発環境という特徴により、ノーツをベースとする数多くのソフトウェア製品が生み出されています。

以上

  • "IBM", "MQSeries", "DBLink"は IBM Corp. の米国およびその他の国における商標または登録商標。
  • "Lotus Notes", "Notes Domono"は Lotus Development Corporationの商標。
  • このページに掲載している情報は、作成日時点において入手可能な情報に基づくもので、予告なしに変更されることがあります。また、このページには将来に関する見通しが含まれていることがあり、これらはさまざまなリスクおよび不確定要因により、実際の結果と大きく異なる可能性があります。あらかじめ免責事項につき、ご了承下さい。

  • 公式Xアカウント
  • 公式LinkedInページ
  • 公式LINEアカウント