ケーブル・アンド・ワイヤレスIDCの買収について

当社は、ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:フィリップ・グリーン、以下C&W IDC)の株式を取得し、子会社化することを決定致しましたので、お知らせ致します。これにより、C&W IDCは当社の特定子会社となる予定です。

C&W IDCは、世界80ヶ国で事業展開している国際的な通信事業者の1つであるケーブル・アンド・ワイヤレス(C&W)の日本法人で、日本の国際音声通信市場において第2位、国際データ通信市場でも第2位の固定通信事業者です。当社は、C&W IDCを買収することで、連結売上ベースで国際音声市場で第2位、国際データ通信市場でも第2位の地位を確保することができる見込みです。

1. 買収の目的

当社グループは、C&W IDCを買収することにより、国際通信事業の大幅な強化を図り、個人・法人双方の顧客向けに、音声・データ・インターネット接続等の総合的な通信サービスを提供する「ブロードバンドNo. 1カンパニー」を目指します。

2. 買収による効果

  • (1)C&W IDCは、小中規模法人、大規模法人および多国籍企業の良質な顧客層にサービスを提供しています。買収により当社グループ法人事業の大幅な強化が可能となります。

  • (2)C&W IDCは、独自のマイライン顧客を擁しており、当社グループで推進している固定電話サービスの顧客基盤を一層拡大することが可能となります。また、法人向け営業の強化や顧客獲得チャネルの多様化を図ることが可能となります。

  • (3)C&W IDCは、ホスティング事業においても国内第3位のシェアを有しており、当社グループ各社のホスティング事業を統合することにより、コスト削減およびそのシナジーによる新規顧客獲得を実現することが可能となります。
    ※ インターネット上での情報発信のために高性能なサーバや高速なインターネット回線を貸し出すサービス。

  • (4)本買収により、当社グループの特に法人営業や技術系の人材を大幅に強化することが可能となります。

  • (5)想定されるコスト削減により、当社グループ連結におけるEBITDAの向上、収益基盤の強化を図ることが可能となります。

3. 当該特定子会社の概要

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(1)商号ケーブル・アンド・ワイヤレス・アイディーシー株式会社
(2)代表者代表取締役社長 フィリップ・グリーン
(3)所在地東京都港区台場2-3-1
(4)設立年月日1986年11月17日
(5)資本金362億円(2004年3月末)
(6)主な事業の内容電気通信事業
(7)発行済株式総数714,435株(2004年3月末)
(8)最近事業年度における業績の動向
(単位:百万円)
 2003年3月期2004年3月期
売上高76,32071,308
営業利益(損失)(2,900)(7,155)
経常利益(損失)(3,660)(7,650)
当期純利益(損失)(8,129)(6,671)
総資産81,60472,763
株主資本8,2882,792

4. 株式の取得先、取得株式数および取得前後の所有株式の状況、取得価額

(1) 取得先

(a)

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商号セーブル・ホールディング・リミテッド(C&Wの100%子会社、以下セーブル)
代表者Andrew Garard
本社所在地124 Theobalds Road, London WC1X 8RX
主な事業の内容金融持株会社
当社との関係特になし

(b)

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商号ケーブル・アンド・ワイヤレス・アスパック・ビー・ブイ(セーブルの100%子会社、以下アスパック)
代表者Andrew Garard
本社所在地Emmaplein 2-II, 1075 AW Amsterdam, Netherlands
主な事業の内容金融持株会社
当社との関係特になし

(2) 取得株式数および取得前後の所有株式の状況

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取得前の所有株式数および所有割合0株(所有割合0%)
取得株式数および所有割合株券引渡し前に、セーブルがC&W IDCに対して有するインターカンパニー・ローン全額についてデット・エクイティ・スワップ(DES)が行われる予定です。
  • (a) セーブルに対して新たに発行される普通株式全株(株式数は未定)
  • (b) アスパック保有の700,039株(DES前の所有割合97.98%)

(3) 買収金額

123億円

5. 日程

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平成16年10月26日株式売買契約書締結
株券引渡し期日は、上記DESの終了後になります。

6. 今後の見通し

本買収が当社連結財務諸表に与える影響額は、現時点では未定です。

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