プレスリリース 1999年

米国子会社ジフ・デイビス・インクの第4四半期および1998年度通期の業績報告

1999年2月9日

1999年2月5日、(ニューヨーク時間)−当社米国子会社ジフ・デイビス・インク(NYSE:ZD)は、第4四半期(1998年10月1日〜同年12月31日)ならびに1998年度通期(1998年1月1日〜同年12月31日)の業績を以下の通り発表いたしました。

1998年度第4四半期の売上高は、378.3百万米ドル(1997年第4四半期は、403.6百万米ドル)となりました。かねてより言及してきた通りこの減収要因は、主に企業向け出版物に係る広告収入の低迷と数誌の廃刊による収入減、および1997年度では第4四半期に実施していたイベント「San Francisco Seybold Seminar」を1998年度は第3四半期に前倒しで実施したことによるものでありますが、一方で80%の成長を遂げたインターネット関連収入と消費者向け出版物収入の増強等の増収要因もありました。(第4四半期の売上高前年度比較については補足資料1をご覧ください。)

ジフ・デイビス・インクの会長兼CEOであるエリック・ヒッポー氏は、「この第4四半期は、テクノロジー関連出版業界にとっては試練の時期にあったにもかかわらず、我々はマーケット・シェアを伸ばし、また業界における地位をより強固なものにすることができた」と述べており、「さらに、我々はインターネットのおける永続的なリーダーシップの確立と徹底したコスト管理により、EBITDAの実績はウォール・ストリートの予想を上回ることができ、リストラを実施する以前の年度に比べ20%もマージンを改善し業界トップクラスのマージン率を維持することができた」と語っております。

本年度第3四半期のEBITDA(金利、税金、償却前利益)は、昨年10月に発表したリストラ実施に伴う一時的費用(税前で52.2百万米ドル)を計上する前の段階で、前年同期の158.7百万米ドルに比べ減少しましたが138.1百万米ドルを確保いたしました。

リストラに伴う一時的費用を折り込んだこの第4四半期の純利益は8.4百万米ドルであり1株当り純利益は0.08米ドルとなりました。(前年同期:純利益72.6百万米ドル、1株当り純利益0.73米ドル)この一時的費用を除いた場合、当四半期の純利益は39.7百万米ドル、1株当り純利益は0.40米ドルとなります。第4四半期におけるこの一時費用は税引後で、31.3百万米ドル、1株当りに換算すると0.32米ドルであり、これは廃刊した出版物に関する現金支出を伴わない資産償却と事業サポート体制の再構築および既に完了した10%の人員カットにより発生したものであります。

1998年度通期の業績

1998年度の売上高は、1997年度の1,153.8百万米ドルから1,108.9百万米ドルとなりました。本年度の減収要因は、期中に実施した雑誌数誌のジョイントベンチャーへの移管およびこの第4四半期に実施した出版物3誌の廃刊によるものであります。これらの特殊要因を除けば、売上高は前年度並みということになります。(補足資料1に通期の業績比較についても掲載してあります。)

本年度のEBITDA(金利、税金、償却前利益)は、リストラに伴う費用を計上する前の段階で前年度の272.9百万米ドルから244.1百万米ドルとなりました。

本年度の純損失は、前年度の71.2百万米ドル(1株当り純損失 0.71米ドル)から77.8百万米ドル(1株当り純損失0.78米ドル)となり、一時的損失を除くと本年度の純損失は、46.5百万米ドル(1株当り純損失 0.46米ドル)となります。

出版事業部門

出版事業部門の本年度第4四半期の売上高は、前年同期の226.8百万米ドルから6.7%減少し211.5百万米ドルとなりました。本年度通期では、同部門の売上高は、前年の834.0百万米ドルから6.1%減少し782.9百万米ドルとなりました。前述のとおりこの減少要因は、雑誌数誌のジョイントベンチャーへの移管および出版物3誌の廃刊と引き続き軟調に推移している企業向け出版物の広告収入の低迷によるものです。

Adscope/CMRによれば、第4四半期において、ZDパブリッシングは全テクノロジー関連出版物の中で、広告ページ数、広告収入の双方において業界をリードした、と報じられております。

ジフ・デイビスの企業向けコンピュータ雑誌(PC Magazine, PC Week, Sm@rt Reseller等)は、同業他誌比較において、広告掲載ページ数では第3四半期から第4四半期にかけて、引き続き力強い成長を見せております。

ジフ・デイビスの家庭向けコンピューティング雑誌( Yahoo! Internet Life, Electronic Gaming Monthly, Official U.S. Playstation Magazine 等)は、第4四半期において対前年同期比較でページ数の増加を達成した唯一の雑誌となっております。また、同雑誌は広告掲載ページ数、広告収入ともに業界をリードしております。

ジフ・デイビスは、ZD Publishingの社長として、メディア業界でもっとも精通した経営者の一人であるマイク・パーリス氏を迎え入れました。同氏は、テクノロジー関連の出版物において幅広い経験を持ち、さらにオンラインビジネス、ケーブルテレビビジネスでの経験をも兼ね備えていることから、インターネットへの関心が高まるとともに喚起される当社のテクノロジー関連出版においても、彼の経験が事業に貢献することと確信しております。

テクノロジー関連、ビジネス関連雑誌として世界最大の発行部数を誇るPC Magazine は、今年の1月号でその部数を122万5千部へと拡大しております。

The Audit Bureau of Circulation によると、全米でもっとも急成長している雑誌であるYahoo! Internet Life は、今年の2月においてその部数を40万部から60万部へ拡大しております。同誌は消費者を対象にしたテクノロジー・ライフスタイル雑誌のリーダー的存在であり、米国においては突出したインターネット関連雑誌となっております。

展示会部門

展示会部門の売上高は1998年第4四半期では147.2百万米ドルとなり、前年同期の165.8百万米ドルと比較すると11.2%の減収となっております。主な要因は、1997年度においては第4四半期に開催されておりました「Seybold San Francisco」が1998年度より第3四半期へ移行したことによるものであります。1998年通期における展示会部門の売上高は270.0百万米ドルとなり、前年の287.5百万米ドルと比較して6.1%の減収となっております。この主な要因は、小規模な展示会の開催数を減少させたことによるものであります。

1998年11月にジフ・デイビス・インクは全米最大のトレードショウであるCOMDEX / Fallを開催いたしました。ジフ・デイビスがインターネット経済に焦点をおいたため、インターネットカンパニーの出展が多く、Cisco、UUNet、E*TRADEなどの出展があり、20万人の来場客と2400社の出展企業、ならびに1万の新製品の出展という結果となりました。第4四半期に開催されたNetworld+Interopは、当社のインターネットインフラにおける牽引役としての地位を強化し、年々売上高も増加傾向にあります。

インターネット部門

ZDNetの売上高は対前年同期比で80%の増加となり、1998年 第4四半期は19.7百万米ドルとなりました(1997年第4四半期は10.9百万米ドル)。また同年第3四半期の14.5百万米ドルと比較しても、36%の増加となり連続的な増加傾向にあります。1998年通期では、56.1百万米ドルの売上高となり、前年の32.2百万米ドルと比較して74%の増加という結果になりました。

Media Metrix社によれば、ZDNetは第4四半期において、平均7.1百万人(月間)のユニークビジター数を誇り、zdnet.comはニュース、情報配信、エンターテイメントの分野の中で第一位となり、過去30ヶ月中28ヶ月にわたって首位に位置しております。これは、cnet.com, disney.com, espn.com, msnbc.com 等の人気サイトを上回る数字でもあります。一日当り平均ページビュー数は、前年第4四半期の一日当り3.9百万ページビューと比較して64%の増加となり、一日当り6.4百万ページビューという結果になりました。 第3四半期と比較した場合も19%の増加となっております(第3四半期は一日当り5.4百万ページビュー)。

Computershopper.comは、5万件の商品を掲載したZDNetのe-commerceサイトでありますが、取引量、広告、平均購買量ともに前年比較で倍増しており、劇的な成長を遂げております。

1998年12月22日に、ジフ・デイビス・インクはZDNetの業績を反映させた新株の発行について届出を行いました。

テレビ部門

ジフ・デイビス・インク社は昨年11月に、ソフトバンクの関係会社からZDTVを買収するオプションを行使することを発表し、このたび買収を完了いたしました。ジフ・デイビスによるこのオプションの行使と同時期に、ポール・G・アレン氏が経営するバルカン・ベンチャーズ社がZDTVの三分の一にあたる54百万米ドルを出資することを発表いたしました。当社はこの新たなパートナーシップがテクノロジー関連・インターネット関連の情報配信をターゲットとしたテレビの重要性を強調することになると確信しております。また、このチャンネルに対する視聴者、放送局、広告クライアントからの力強い支援がコンピューティングとインターネットが主流産業になりつつあることを証明するものであると確信しております。

第4四半期末には、ZDTVは全米の9百万世帯に配信され、20のケーブルテレビジョンと放送契約を結び、DirecTVやEcostarなどの衛星放送によっても視聴可能となっております。ケーブルテレビ会社でも、同分野での最大級の企業であるTCIやCox Communications、ComcastなどでZDTVは配信されております。

バルカン・ベンチャーズ社とジフ・デイビス社は本日、バルカン社が50百万米ドルのジフ・デイビス・インクの普通株式を取得することに同意し、同時にZDTVに対する54百万米ドルの出資を完了したことを発表いたしました。

要約

「我々はインターネットの重要性を十分認識している」とヒッポー氏は述べ、「1998年は、我々が行った改革とともに、インターネット経済はその飛躍に向けて確実に力を蓄えてきており、私はこのインターネットにおいて、あらゆる企業家、経営者、家庭、消費者にとって、ジフ・デイビスが最も役に立てる位置にあるということを確信している。我々はインターネットがもたらし得るあらゆるコンテンツやコミュニティーおよびビジネスチャンスの構築に必要とされる最良の人材、ブランド、コミュニティープラットフォームを兼ね備えた企業であると言える」と断言しております。

ジフ・デイビス・インクは、コンピュータとインターネット関連テクノロジーに特化した総合メディア・マーケティングのリーディングカンパニーであり、主なプラットフォームは、印刷物の出版・展示会・オンラインコンテンツ・マーケット調査・教育であります。

また、テクノロジー関連のグローバル企業に意志決定支援のためのマーケティング戦略を提供しております。

ジフ・デイビス・インクは、同社のインターネット事業である「ZDNet」の業績に連動する株式を、ジフ・デイビス・インクの新規普通株式として、新規発行・登録申請をする方針を既に発表しております。新株式は、「ZDNet」の約20%の価値を反映するものとして一般に売り出され、「ZDNet」の残り約80%の価値とジフ・デイビス・インクの既存事業の価値の100%は、既に発行済のジフ・デイビス・インクの普通株式に引き続き包含されることとなります。ジフ・デイビス・インクに対する新株式発行に伴う税金は発生致しません。新株発行による調達資金は、当社の抱える負債の返済に充当される予定です。この様に「ZDNet」の事業に限定した株式を発行する事により、アナリスト・投資家の方々が、ジフ・デイビス・インク全体だけでなく、「ZDNet」の価値にも関心を寄せられる事が期待されます。なお、現段階ではこの新株発行が実行されることの保証は致しませんが、発行の際は 目論見書のみによる勧誘となります。

本プレスリリースには、不確定な事象やリスクを被る可能性のある予見的な表現が含まれております。ジフ・デイビス・インクとしては、これら予見的な表現は当社の予想を反映した妥当なものと認識しておりますが、実際の結果は実質的にこれらから乖離したものとなる可能性もあります。実際の結果に対し影響を与えると思われる留意事項およびリスク要因については、ジフ・デイビス・インクが1998年4月28日付でSECにファイリングしました「Registration Statement on Form S-1(File No. 333-46493)」の目論見書における“Risk Factors"の項に掲載されております。

同社に関する情報については、www.ziffdavis.comもしくはwww.zdnet.comでご覧になれます。

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