プレスリリース 2016年

テンセントによるスーパーセル株式取得について

2016年6月21日
Supercell Oy
ソフトバンクグループ株式会社
Tencent Holdings Limited

Supercell Oy(以下「スーパーセル」)、Tencent Holdings Limited(以下「テンセント」)およびソフトバンクグループ株式会社(以下「SBG」)は、スーパーセル、テンセントおよびテンセントの関係会社(以下「テンセント関係会社」)、SBGの子会社ならびにその他の当事者が、SBGの子会社の保有するスーパーセル全株式をテンセント関係会社へ売却(以下「本取引」)することについて合意したことを、お知らせします。本取引においてスーパーセルの株式価値は約102億米ドル※1(約1兆1,000億円※2)と見積もられています。テンセント関係会社は最大84%までスーパーセルの株式を取得する予定です。

本取引により、スーパーセルの株式はテンセント関係会社とスーパーセルの従業員に保有されることになります。スーパーセルは引き続き独立性を保ち、本社はフィンランドのヘルシンキから変わりません。また、既存の経営陣が引き続き同社の経営を行います。スーパーセルの全従業員は、継続的な成長に注力するために、すでに同社株式を保有していますが、テンセントとのパートナーシップにより、全従業員が新しい長期間のインセンティブプランに参加するとともに、1年に一度既定の株式数をテンセントへ売却することが可能となり、さらに成長へコミットメントすることになります。

本取引は諸条件を満たした上で2017年3月期第2四半期中に完了する見込みです。

本取引後、SBG※3によるスーパーセルの株式の保有割合は0%となります。

SBG 代表取締役社長の孫 正義は以下のように述べています。
「私たちは、イルッカやスーパーセルのチームと素晴らしい協力関係を築きあげ、また同社の驚異的な成長に関われたことを誇りに思います。私たちの出資のもとで、同社は独立性を保ち、いくつもの自立したチームが存在する同社のユニークな企業文化で成長してきました。テンセントとそのゲーム業界におけるリーダーシップに敬意を表するとともに、スーパーセルの自律性を尊重する事で、テンセントはスーパーセルが次の段階に進むための理想的なパートナーであると確信しています。当社にとって本取引は、『ソフトバンク2.0』の重要な柱である、株主の利益を目的とした資金化や規律ある財務運営につながるものです」

スーパーセルCEOのイルッカ・パーナネンは以下のように述べています。

「本日から、スーパーセルが目指すことをさらに追い求めていきます。われわれは世界中の人々に数十年に渡ってプレイしてもらえるような素晴らしいゲームを作ることと、ゲーム業界の歴史に名前を残すことを目的にスーパーセルを設立しました。当社はこの6年間で素晴らしい進化を遂げてきました。制作したランキングトップに入る4つのゲームは、現在毎日1億人以上もの人にプレイされています。テンセントによる出資は、当社の独立性と、いくつもの小さな自立したチームが存在するユニークな企業文化が保たれることで、さらなる成長につながります。われわれはスーパーセルをクリエイティブな人材がゲームを制作するのに最適な場所にしたいと考えています。また同時に、この新しいパートナーシップにより、テンセントのチャネルを通して、中国の数億人もの新しいゲームプレイヤーにリーチすることができ、中国での絶好の成長機会につながると考えています」
本取引に関するイルッカのより詳細な考えはこちらのウェブサイトよりご覧いただけます。

テンセントPresidentのマーティン・ラウは以下のように述べています。
「スーパーセルは、その創造性、ゲームプレイヤーの体験に注力すること、世界中で人気の革新的なモバイルゲームを制作することを可能とするユニークな企業文化で知られています。テンセントは、長期間の戦略的パートナーシップを主要なゲーム会社と構築することに専念してきました。スーパーセルが当社のグローバルネットワークのゲームパートナーの一員となることをとてもうれしく思うとともに、同社の独立性を保ち、その強みをさらに高めることが、ひいては世界中の人々をさらに興奮させるようなゲーム体験の提供につながると考えています。当社にとって重要なのは、スーパーセルがユニークな企業文化を保つこと、本社をフィンランドに残すこと、誇りを持ってフィンランドを代表する企業であることで、同社のルーツに忠実であり続けることです」

本取引合意時点では、テンセントはテンセント関係会社の全発行済株式を保有しています。本取引完了後、テンセントはテンセント関係会社の50%の議決持分を保有する予定です。関連する国際的な会計基準に従い、テンセントは、テンセント関係会社からの配当金もしくは利益配当を認識し、これらが発生する場合、受取配当金として損益計算書に計上します。テンセント関係会社はテンセントの連結対象にも持分法会計処理の対象にもなりません。テンセント関係会社は、将来の成長へとつなげるため、スーパーセルの既存の経営陣の最大限の自立性を尊重するとともに、スーパーセルがテンセントの専門知識と顧客基盤にアクセスすることを可能にします。本取引と並行して、テンセントとスーパーセルは、スーパーセルが制作したゲームの中国での配信について、マーケティングと配信の契約を結ぶ予定です。

スーパーセルの財務アドバイザーはMorgan Stanley & Co. LLCならびに法律顧問はFenwick & West LLPおよびWhite & Case LLP、SBGおよびSBGの子会社の財務アドバイザーはThe Raine Group LLCならびに法律顧問はMorrison & Foerster LLPおよびHannes Snellmanならびにテンセントの財務アドバイザーはBank of America Merrill Lynchならびに法律顧問はCovington & Burling LLPおよびSlaughter and Mayです。

[注]
  • ※1
    スーパーセルの企業価値である約95億米ドルに、譲渡日のスーパーセル及び同社子会社の現金及び現金同等物残高を加え、本取引に係るスーパーセルの未払費用を差し引いた額(株式価値)。
  • ※2
    1米ドル=104.69円(2016年6月20日時点)で換算。
  • ※3
    間接保有を含む

スーパーセルについて

スーパーセルは、フィンランドのヘルシンキを本社所在地とするモバイルゲームデベロッパーで、サンフランシスコ、東京、ソウルおよび北京に拠点があります。スーパーセルのゲームは、アップル社のiOSおよびグーグル社のAndroid™で提供しており、タブレットとスマートフォンで利用可能です。2010年の設立以来、同社はHay Day、Clash of Clans、Boom BeachおよびClash Royaleという4つのトップゲームを提供してきました。いずれのゲームも世界売上トップ10位に入り、そのうち2つのゲームは1位の実績があり、毎日1億人以上にプレイされています。同社は、「最高のチームが最高のゲームを作る」という信念のもと設立され、「セル」として知られるいくつもの小さな自立したチームが存在するユニークな組織で運営されています。

テンセントついて

テンセントは、インターネットユーザーの生活を豊かにするためにテクノロジーを活用しています。毎日、何億もの人が同社のプラットフォームを活用して、コミュニケーション、体験の共有、情報取得、楽しみの追及などしています。テンセントはコミュニケーションのためのQQやWeixin/WeChat、ソーシャルネットワーキングのQzone、オンラインゲームのQQ Game Platform、ニュースサービスを提供するQQ.comとTencent News、ビデオコンテンツであるTencent Videoといった多様なサービスを提供しています。
テンセントは1998年に中国深圳市で設立され、2004年に香港証券取引所に上場しました。同社は、香港ハンセン株価指数の構成銘柄のひとつです。テンセントは、革新へ投資すること、パートナーのための相互に有益な環境を提供することおよびユーザー視点でいることにより、インターネットによる進化を追及しています。

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