当第1四半期の連結売上高は、平成18年4月に買収完了したボーダフォン(株)の業績を同年5月より2ヶ月連結した結果、4,942億円(前年同期比2,355億円増加)となり、年間売上高は2兆円規模に達しました。連結営業利益はボーダフォン(株)の連結により543億円(前年同期比575億円改善)、連結EBITDA※1も1,043億円(前年同期比848億円増加)とそれぞれ大幅に増加しました。連結経常利益は、主にブリッジローン組成に係るコストを支払ったことにより営業外損益がネットで283億円の損失となった結果、259億円(前年同期比390億円改善)となり、当期純利益は14億円(前年同期比125億円改善)となりました。
なお社長の孫より、移動体通信事業の営業利益の見通しについて、「当第2・第3四半期において、ナンバーポータビリティ関連費用、ブランド変更費用、基地局増設関連費用など将来の成長のための積極的な先行投資を予定しております。しかしゼロからの立ち上げであったブロードバンド・インフラ事業や固定通信事業における先行投資の期間と比べて、移動体通信事業はより短期間で収益を立ち上げていく計画です。」とご説明しました。
当第1四半期末の手元流動性は、ボーダフォン(株)の買収資金の支払い後も3,225億円(コミットメントライン未使用枠を含む)と引き続き潤沢に確保しています。また当第1四半期末の純有利子負債はボーダフォン(株)の買収に係る調達資金を含めて2兆1,786億円となりました。なおボーダフォン(株)の買収資金については、平成18年9月末頃を目処にリファイナンスによる長期化、多様化を予定しています。