中国、吉通(Ji Tong)通信有限公司と中国におけるインターネットサービス事業を展開

ソフトバンクは、10月24日付で発表済みの米国ユニテック・テレコム社(所在地:米国・カリフォルニア州、社長:ホン・ルー)への出資に関連し、中国の吉通通信有限公司(所在地:中国・北京亞運村、總經理:齊鳴秋)と3社で、中国におけるインターネットサービス事業を展開することにしました。

ソフトバンクは、電話関連ビジネスを主体とする米国Unitech Telecom, Inc.社(以下UT社という)に$30mil(約30億円)の出資を行い、同社の発行済み株式の30%を取得することにしています。このUT社とともにソフトバンクは、中国の国営データ通信会社である吉通通信有限公司(Ji Tong Communications Co., LTD 以下吉通社という)と共同で、中国全土においてインターネットサービスを開始することに合意しました。吉通社は、中国電子部の管轄下にある国営企業で、近代情報通信システムの構築を通して国家経済と国民生活水準のレベルアップを目的としています。データ通信網、CATV、衛星通信等のインフラを所有し、税金・通関・金融等に関するデータを一括して取り扱っています。

今回、吉通社とソフトバンク、UT社は共同し、第1段階として中国国内の主要24都市でインターネットサービスを開始します。吉通社は、政府関連の手続きや衛星通信・国際通信などのインフラの提供を行います。UT社は、運用機器やソフトの提供、保守メンテナンス、コンサルティング等技術全般業務、マーケティング、営業活動を行います。ソフトバンクは、$10mil(約10億円)の資金提供やネットワーク機器・ソフトの各メーカーとの協力関係確立、経営上のコンサルティングを担当します。

サービスの第一段階としては、インターネット上での電子メール、NEWS提供、ファイル転送、WWWサーバーでの情報提供などを行う計画です。

現在中国でインターネットサービスを行う認可を得ているのは吉通社と、少数の地方電話局(PTT)のみですが、PTTのサービスは現段階では3省のみにとどまっています。今回の共同プロジェクトは、中国全土を対象としたものです。

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