福岡ダイエーホークスの株式取得、および株式会社ホークスタウンとの基本合意について
当社は、2004年11月30日開催の取締役会において、株式会社福岡ダイエーホークス(本社:福岡県福岡市、代表者:高橋 廣幸、以下、FDH)の株式を取得することを決議し、同日、株式譲渡契約を締結するとともに、株式会社ホークスタウン(以下、HT)との間で、福岡ドームに関連した営業譲渡等に関する基本合意に達しましたのでお知らせ致します。
また、同日、日本プロフェッショナル野球組織(以下、NPB)への加盟申請をおこないましたので併せてお知らせ致します。
Ⅰ.福岡ダイエーホークスの株式取得
1. 株式取得の目的
人気・実力ともにプロ野球界を代表する球団を保有することにより、企業認知度の向上、広告宣伝効果の創出、ブロードバンド事業におけるコンテンツの充実を図ることを目的とするものです。
2. 異動する子会社の概要 (2004年8月末現在)
(1) 商号 | 株式会社福岡ダイエーホークス |
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(2) 代表者 | 高橋 廣幸 |
(3) 所在地 | 福岡県福岡市 |
(4) 設立年月日 | 1988年11月 |
(5) 主な事業の内容 | プロ野球興行 |
(6) 資本の額 | 1億円 |
(7) 発行済株式総数 | 14,720千株 |
(8) 大株主 | 株式会社ダイエー 14,432千株(約98%) |
3. 株式の取得先
(1) 商号 | 株式会社ダイエー |
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(2) 代表者 | 蓮見 敏男 |
(3) 所在地 | 兵庫県神戸市 |
(4) 主な事業の内容 | 小売事業等 |
4. 本件の概要
(1) 取得株式数および所有割合 | 14,432千株(所有割合 約98%) |
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(2) 事業価値 | 50億円 |
(3) 取得の条件 | 2004年12月24日に開催予定のNPBオーナー会議における承認を条件とする。 |
5. 今後の日程(全て予定)
2004年12月6日 | NPBによる当社へのヒアリング |
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2004年12月20日 | NPB実行委員会 |
2004年12月24日 | NPBオーナー会議 ※ |
2005年1月28日 | 株式譲渡実行(※での承認を条件とする) |
Ⅱ.株式会社ホークスタウンとの基本合意の理由
1. 基本合意の理由
現在、FDHとHTは、「入場券・物品販売等に関する契約」を締結しており、FDH主催試合の入場券販売や野球グッズ販売はFDHがHTに委託し、HTはその対価をFDHに支払う関係となっております。当社とHTは、FDHとHTとの既存契約関係を、下記のように改めることを基本合意しております。
(1)当社によるFDH株式譲受後の新球団会社とHTは、上記の「入場券・物品販売等に関する契約」を含む野球興行や広告看板事業等の福岡ドームの営業(コンサートや、イベント開催などを含む。以下、ドーム事業)を、HTから当社グループ会社(当社が100%保有する連結子会社。以下、SBG会社)に移管します。その結果、入場券や野球グッズの販売事業のみならず、ドーム内の広告看板事業や、物販、野球試合の放映権事業なども全て当社グループで行われることになります。HTのドーム事業の移管は、SBG会社が営業譲渡を受ける形式で実施される予定です。
(2)HTと新球団会社又はSBG会社は、福岡ドームに関する長期のリース契約を締結します。これは、当社グループで、新球団を安定的、長期的に保有することの意思を明確にするものです。リース期間は、少なくとも20年以上を予定しております。
(3)当社グループは、ドーム事業の運営にあたり、当面、HTからの出向社員を受け入れ、その任にあたります。これは、現在、ドーム事業の営業活動は主にHTにおける営業人材によって行われているため、<1>既存の営業チャネルの確保 <2>地場雇用の維持等の観点を重視しつつ、スムーズなドーム事業運営の移管を図るためのものです。
2. HTへの支払額
HTのドーム事業の営業譲渡を受ける対価として150億円
3. 営業譲受先
(1) 商号 | 株式会社ホークスタウン |
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(2) 代表者 | 増井 利夫 |
(3) 所在地 | 福岡県福岡市 |
(4) 主な事業の内容 | ホークスタウンモール、福岡ドーム、シーホークホテル&リゾートの運営、管理等 |
4. 今後の日程(全て予定)
2004年12月24日 | 営業譲渡契約の締結 |
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2005年 1月 28日 | 上記契約の実行 |
Ⅲ. 業績に与える影響
本件が当社の連結財務諸表に与える影響は、現段階では未定です。
以上
発表会見の模様は、当社ウェブサイト上からオンデマンド配信でご覧いただけます(Windows Media Player、上映時間29分)。
添付
当社の球団運営に関する考え方
当社が、このたび球団運営に参画することにより、当社の事業において様々なメリットを享受できるとともに、今後のプロ野球界の発展のため多くの貢献ができるものと考えております。
現時点で想定しております当社の球団運営に関する考え方は以下の通りです。
1. 球団運営と各種付帯権利の一元化について
この度の当社による福岡ダイエーホークス球団の買収により、球団運営と「入場券や野球グッズ販売権・放映権等」とをグループ内部で一元化することによって、球団が一事業者としてより機動的、効率的な営業活動を行い、グループを挙げての球団への支援体制が整うことになります。
2. 新しいサービスの導入について
Eコマース、インターネット技術において多くのノウハウを有する当社が球団運営に参画することにより、チケット販売、試合中継、ファンサービスなど様々な領域において、革新的なサービスを提供することができます。
3. 球団運営本拠地について
当社は、新たに保有する球団の運営本拠地を福岡県福岡市といたします。地域に安定し長期に渡った球団運営をするため、福岡ドームを有する株式会社ホークスタウンとの間に30年間の球場使用契約を締結いたします。今後は株式会社ホークスタウンと協力しながら地域に密着した球団運営をしてまいります。
(本契約には20年経過時に違約金無しで解約するオプションを付帯します)
4. その他
今後検討される球団新マネジメント陣、球団名、ユニフォーム等重要事項につきましては、決定次第発表させていただく所存です。
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