ボーダフォン買収資金のリファイナンスについて

当社全額出資子会社であるBBモバイル株式会社(本社:東京都港区、代表者:孫 正義、以下BBM)およびBBMの全額出資子会社であるボーダフォン株式会社(本社:東京都港区、代表者:孫 正義。なお同社は平成18年10月1日付けで商号をソフトバンクモバイル株式会社に変更。以下、SBM)は、SBMの買収資金として平成18年4月27日に17金融機関との間で総額1.28兆円のブリッジ・ファシリティ・アグリーメントを締結しました。BBMはこの契約に基づく短期借入を行っておりますが、当該借入の長期化・多様化を目的としたリファイナンスを検討した結果、事業証券化(WBS)による資金調達手法を採用することとなりました。この手法の採用により携帯電話事業から創出されるキャッシュ・フローをベースに、資金返済の確実性を高めることが可能となります。この結果、高い格付の取得が可能となるため、通常の借入れと比較して調達コストが削減されます。

当該スキームの概要等については、下記の通りです。なお、詳細については確定次第改めてお知らせいたします。

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1.リファイナンススキーム携帯電話事業の証券化(WBS)による資金調達
2.調達主体ソフトバンクモバイル株式会社
3.調達予定額総額1.45兆円
うち
Class A
1.15兆円
Class B
0.3兆円
4.最長借入期間
Class A
10年
Class B
13年
5.格付スタンダード&プアーズ、ムーディーズ、日本格付研究所(JCR)
それぞれより取得予定
6.参加予定金融機関
  • シティバンク
  • エヌ・エイ東京支店
  • ドイツ銀行東京支店
  • 株式会社みずほコーポレート銀行
ほか
7.財務制限条項等事業及び財務パフォーマンス等に関し制限条項設定あり
8.担保提供資産原則SBMの全資産(当社全額出資子会社であるモバイルテック株式会社が保有するBBM株式およびBBMが保有するSBM株式を含む)
9.調印日平成18年11月中旬を予定
10.調達実行日平成18年11月末を予定
11.資金の使途ブリッジ・ファシリティ・アグリーメントに基づく短期借入金の返済等に充当

なお上記の条件は現時点のものであり、状況により変更となる場合があります。また、当該リファイナンスによる2007年3月期の業績に与える影響は、現時点では確定しておりません。確定した段階で速やかにお知らせいたします。

  • WBS : Whole Business Securitization ストラクチャードファイナンスの一種で、事業から創出されるキャッシュ・フローを裏づけ資産として事業を証券化することで、資金返済の確実性を高めるスキーム。

以上

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