グローバル基準に沿った継続的なガバナンスの強化について

・取締役に社外取締役2人、また後藤芳光が新たに就任
・指名報酬委員会を設置

ソフトバンクグループ株式会社

ソフトバンクグループ株式会社は、新たな社外取締役2人の選任を含むコーポレートガバナンスのさらなる強化についてお知らせします。

■ 新任取締役就任について

本日開催された第40回定時株主総会において、Walden InternationalのFounder & ChairmanおよびCadence Design Systems CEOのリップブー・タンと、早稲田大学大学院経営管理研究科(ビジネススクール)教授の川本 裕子が社外取締役に、また、当社専務執行役員CFO 兼 CISO 兼 CSusOの後藤 芳光が取締役にそれぞれ選任されました。

これにより、取締役会は社外取締役4人を含む13人に増員します。今回の3氏の就任は、多様性に富み、新たな視点を加えた取締役会を目指す当社の姿勢を強く打ち出すものです。

  • Chief Sustainability Officerの略

■ 指名報酬委員会設置について

本日、当社取締役会は新たに指名報酬委員会の設置を承認しました。指名報酬委員会は社外取締役が過半数を占め、員数は3人以上とします。当期におけるメンバーは、飯島 彰己氏(独立社外取締役)を委員長とし、松尾 豊(独立社外取締役)と孫 正義が委員となります。指名報酬委員会の設置は、今後の取締役人事の決定プロセスに関する独立性、客観性、説明責任の強化、また取締役報酬の決定プロセスに関する公正性、透明性を強化し、取締役の諮問機関として取締役の選任および解任、取締役の報酬方針や取締役個人別の報酬に関して、取締役会に意見具申していくこととなります。

なお、指名報酬委員会は必要に応じてコンサルタントやアドバイザーの意見を求めることもできます。

コーポレートガバナンス強化のための本追加施策は、世界中に展開する当社のコーポレートガバナンスをグローバル基準でのベストプラクティスに並ぶものとするために、当社取締役および経営陣が取り組んできた継続的な強化策の賜物です。

当社 代表取締役会長 兼 社長の孫 正義は、次のように述べています。 「今回の取り組みは、取締役会の多様性を高め、新たな視点を盛り込むことを目指した当社のコミットメントに基づくものです。そして、当社のコーポレートガバナンスをグローバルスタンダードに沿ったものとし、国内外の投資家の期待に沿う試みでもあります。3人を取締役会に迎えることをうれしく思います。取締役会には、当社のビジョンを遂行するためにふさわしいスキルや経験、視点が揃っていると確信しています」

2020年2月、当社取締役会は、当社グループ企業が投資の検討過程において考慮するべき、投資先企業のコーポレートガバナンスに関わる新たな基準を定め、グループ投資方針を改定しました。この基準は、「取締役会の構成」「創業者・経営陣の権利」「株主の権利」「利益相反の回避」などに関連するもので、広範にわたるコーポレートガバナンスの要件を網羅しています。

リップブー・タン 略歴

半導体、クラウド・エッジインフラストラクチャー、データ管理、セキュリティー、AI、マシンラーニングの分野に特化した投資を行うグローバルなベンチャーキャピタルファームWalden International社のFounder & Chairmanであり、2008年からはCadence Design Systems, Inc.のCEOに就任しています。また、現在、Hewlett Packard EnterprisesとSchneider Electric Corporationの取締役を務めるほか、投資および企業経営に関する豊富な知識と経験を有しています。

川本 裕子 略歴

三菱UFJファイナンシャル・グループ株式会社の取締役を務めたほか、トムソンロイター・ファウンダーズ・シェアカンパニーのディレクターを務めます。2004年からは早稲田大学大学院で教授を務め、現在は早稲田大学大学院経営管理研究科(ビジネススクール)教授を務めます。1982年に東京銀行に入行後、1988年にマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社、2001年に同社でシニアエキスパートを務めました。また、数多くの金融関連の政府委員や金融機関の社外取締役を歴任するなど、金融およびコーポレートガバナンスにおける豊富な知識と経験を有しています。

後藤 芳光 略歴

ソフトバンクグループ株式会社専務執行役員CFO 兼 CISO 兼 CSusOを務めてきたほか、福岡ソフトバンクホークス株式会社代表取締役社長 CEO 兼 オーナー代行も務めています。過去にはソフトバンク株式会社取締役のほか、安田信託銀行株式会社の要職を歴任してきました。財務および経営管理に関する豊富な知識と経験を有しています。

以 上

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