The Edgeofがアジア全域で先駆的スタートアップのためのエコシステム確立を目指し、SoftBank Ventures Asiaを買収
SoftBank Ventures Asia Corp.
ソフトバンクグループ株式会社
- The Edgeofは、MistletoeのFounder孫 泰蔵、Co-founder and Chairmanの大蘿 淳司をはじめとする、ビジョナリーなリーダーが率いる新設会社です
- The EdgeofはMistletoeのノウハウを生かし、ゲームチェンジを起こすスタートアップ企業の発掘から、投資、支援を通じて、アジア全域におけるαスタートアップのためのエコシステムを確立します
- ソフトバンクグループ株式会社はThe Edgeofと緊密に連携し、有用な専門知識、業界に関する見識、幅広いネットワークを提供し、イノベーション推進と成長促進に努めます
エコシステム構築とベンチャーキャピタル事業を行うThe Edgeofとソフトバンクグループ株式会社(以下「SBG」)は、The EdgeofがSBGの100%子会社SoftBank Ventures Asia Corp.(以下「SBVA」)を買収すること(以下「本取引」)に合意し、アジア全域におけるスタートアップ企業のためのエコシステム確立を目指していくことをお知らせします。The Edgeofは、経験豊富な投資家でありシリアルアントレプレナーでもある、Founderの孫 泰蔵とCo-founder and Chairmanの大蘿 淳司によって設立されました。本取引は、規制当局の承認を前提として2023年中に完了する予定です。
本取引の完了後には、アジア全域での革新的テクノロジーを育むというコミットメントを象徴する、新たなブランド・アイデンティティの発表も予定しています。この戦略的な取り組みにより、シンガポールをはじめとする広域アジア市場発の、世界を変える可能性を秘めたスタートアップ企業の支援、開発、発展を強化することを目指しています。
孫 泰蔵と大蘿 淳司は、革新的で、社会意識の高い起業家であり、テクノロジーとビジネスを通じてポジティブな変化をもたらすことに尽力しています。The Edgeofは、社会と環境の持続可能性に貢献する170社以上の革新的なスタートアップ企業をこれまで8年間支援してきたMistletoeの実績を基盤として設立されました。
The Edgeof, Co-Founder, Chairmanの大蘿 淳司は次のように述べています。
「本取引を通じて、先見性のある起業家およびスタートアップが社会に意義深いポジティブな変化をもたらすことを可能とするエコシステムの構築を目指しています」
The Edgeof Founderの孫 泰蔵は次のように述べています。
「我々の強みとリソースを持ち寄ることで、革新的なテクノロジーとソリューションの新時代を引き起こし、世界中のαスタートアップの発展と拡大に多大な影響を与える存在になれると確信しています」
SBVA CEOのJP Leeは次のように述べています。
「The Edgeofと共に、新たな旅を始められることをうれしく思います。力を合わせることで、SBVAの専門知識、知見、ネットワークを生かしながら、先見性のある起業家がアジアを越えグローバルに継続的な影響力を持てるように支援していきたいと考えています」
ソフトバンクグループ株式会社 取締役 専務執行役員 後藤 芳光は次のように述べています。
「SoftBank Ventures Asiaは、グローバルに活躍する可能性のある革新的なテクノロジーのスタートアップ企業に投資し、その成長をサポートしてきました。スタートアップ投資における知見や実績が豊富なリーダーが率いるThe Edgeofが、スタートアップのためのより強固なエコシステムを確立していくと確信しています」
The Edgeofは、革新的な取り組みを通じて、気候変動や持続可能性といったグローバルな喫緊課題に取り組み、持続可能でより素晴らしい世界の創造に注力しています。新会社The Edgeofは、アジアをリードするベンチャーキャピタルおよびエコシステム構築企業となることを目指し、αスタートアップの国際展開と、飛躍的成長を支援します。
αスタートアップとは、目覚ましいイノベーション、ポジティブな影響力、グローバル展開の可能性を秘めた新興企業のことです。エネルギー、水、農業、食料、持続可能性、AIやロボットによる社会の変化、ヘルスケア、学習をはじめ、次世代に不可欠なあらゆるものに根本的な変化を引き起こすでしょう。
The EdgeofとSBVAそれぞれが、独自の強みを持ち寄ります。The Edgeofは、創業者、投資家、パートナーたちの間に、相互コミュニケーションや偶発的な出会い、戦略的なつながりを培うコラボレーション・コミュニティの確立に高い専門性を有しています。一方、SBVAは、アジアに拠点を置く有望なαスタートアップや、グローバル事業を展開中のスタートアップの内、アジア市場に関心を持つ企業を発掘し、投資を行う予定です。このようなスタートアップ企業をライフサイクルを通じて支援するため、アーリーステージからグロースステージまで複数のファンドを設立し、志を同じくする投資家との共同投資を可能とします。また、The EdgeofではLP投資家や企業パートナーとの強力な関係構築を優先事項として掲げています。
The Edgeofについて
2023年3月2日、連続起業家、スタートアップ投資家の孫泰蔵とスタートアップ投資家の大蘿淳司によってシンガポールに設立された。アジア全域のスタートアップエコシステムの変革を目指し、世の中を大きく変革するビジョン、先進的な技術、そして世界への拡張性をもつαStartupに投資し支援するとともに、同じ志を持つ投資家やパートナーや起業家をつなぐコミュニティを形成し、世の中をより良くし、次世代に持続可能な社会をもたらすことを目的としています。
SoftBank Ventures Asiaについて
2000年に設立されたSoftBank Ventures Asiaは、ソウルに拠点を置くアーリーステージのベンチャーキャピタルで、現在複数のファンドにおいて約20億ドル規模を運用しています。設立以来、AI、IoT、スマートロボティクスを含むICT投資に注力しており、ソウル、北京、シンガポール、サンフランシスコにグローバルな投資専門家を擁しています。今後も成長が期待できる革新的なテクノロジーのスタートアップに投資し、その専門知識とネットワークを通じて、グローバルな事業展開、合弁会社設立、M&Aプロセスなどを積極的にサポートしていきます。
Mistletoeについて
Mistletoeは 、テクノロジーで人間中心の持続可能な未来を創造するスタートアップやイノベーターによって構成される「コレクティブ・インパクト・コミュニティ」です。近未来の人類が直面する大きな問題に取り組みたいという志を持つ起業家や投資家、研究者、デザイナー、ビジョナリーなど、スタートアップ・コミュニティの一線で活躍する人たちが集結しています。
2014年にスタートし、現在、世界15カ国、約170社の企業に投資しています。
ファウンダー:孫 泰蔵
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