300年先を見るために、300年前の人々がどうだったのか、あらためて調べてみました。
300年前の一般の庶民の平均寿命はたった33年。貴族のようなお金持ちですら39年でしかありませんでした。また、300年くらい前からちょうど産業革命、工業革命が始まりました。蒸気機関が作られ、製鉄法、紡績機ができ、蒸気船、鉄道が開通し、まさに文明開化の時代でした。圧倒的な動力により人間は自らの筋肉の能力を延長させ、機械により人々のライフスタイルは圧倒的に変わりました。一方、19世紀初頭には、機械が人間の職を奪う、機械は人間にとって邪魔なもの、怖いものだという大きな反動「ラッダイト運動」というものも起こりました。
しかし、今日現在のわれわれの生活を見ると、機械と人間が共存し、機械の優れた能力を使いこなしています。人間は過酷な重労働や危険な作業から解放されるようになり、機械によって水道が掘られ、衛生的になり、人々が亡くなる原因も減ってきました。平均寿命が今日延びてきたのも産業革命のたまものではないでしょうか。
過去300年に、機械により人類の生き方が大きく変わるパラダイムシフトがありました。
次の300年間でテクノロジーはどう進化し、人々のライフスタイルはどうなっていくのでしょうか。