サステナビリティ

Pepperを活用したプログラム

人型ロボット「Pepper」を使った社会貢献や教育で活用するためのプログラムを日本、中国、米国、カナダにおいて展開しました。

日本での展開

プログラミング教育必修化に向けた教育支援

日本での展開

2017年4月からプログラミング教育や社会貢献に活用いただくことを目的として人型ロボット「Pepper」を貸し出す「Pepper社会貢献プログラム」※1を実施し、小学校でのプログラミング教育必修化に向けた教育活動を支援することで、児童・生徒の論理的思考力・問題解決力・想像力育成に貢献しました。また、NPO等へも貸し出しを行い、Pepperを活用した社会課題の解決にも貢献しました。

さらに第2弾の取り組みとして、2018年4月から「Pepper社会貢献プログラム2」※2を実施し、より多くの子どもたちに対する教育支援を行いました。

  1. 2020年よりソフトバンクグループ株式会社よりソフトバンクロボティクス株式会社が事業を引き継ぎ運営

  2. 2021年4月新規受付分より、ソフトバンクロボティクス株式会社が主体となり運営

Pepperを使った授業ツールの作成

Pepperをプログラミング教育以外でも活用してもらうために、Robo Blocksを使って教員が授業を簡単に編成できる「Robo Blocksスクールテンプレート」を提供しました。これは、教員や子どもたちとのPepperを介した授業中のやりとりをテンプレート化したもので、複数のテンプレートの組み合わせにより、Pepperを使った授業プログラムが簡単に作成できます。

  • Robo Blocks:ビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」をベースに、Pepper社会貢献プログラム用にソフトバンクグループ株式会社とソフトバンクロボティクス株式会社が開発したロボット・プログラミングツールです。

中国での展開

中国での展開

2019年5月から2023年9月には、Pepperを活用した中国の科学技術分野における人材育成を支援する取り組みを中国浙江省で実施しました。本取り組みでは、Pepper2,000台が浙江省陽光教育基金会に無償で提供され、同会を通じて、省内の教育機関に提供されました。結果、浙江省の小学校、中学校、高等学校、大学など、延べ約300の教育機関に配置され、プログラミングやロボティクスなどの先進的な科学技術を育むための教材として活用されました。また、Pepper専用の教育用プログランミングツール「Robo Blocks」の中国語版、教師用のプログラミング参考書なども提供しました。

北米での展開

米国での展開

2018年11月から2021年9月にかけて、人型ロボット「Pepper」を活用した教育プログラムを北米の教育機関などを通じて実施しました。米国カリフォルニア州のサンフランシスコ統合学区(San Francisco Unified School District)、マサチューセッツ州のボストン・パブリック・スクールズ(Boston Public Schools)や、カナダのサイモンフレイザー大学(ブリティッシュコロンビア州)などの教育機関に対し、合計100台以上のPepperが寄付され、STREAM教育普及のためのイベントやテクノロジーに関するワークショップなどのほか、受付やアンバサダーとして学校の広報活動などに活用されました。