まず、投資事業に帰属する負債については、投資先の株式価値でどの程度カバーされているかを計る負債カバー率で評価します。ソフトバンクグループの投資活動に伴う純有利子負債6.7兆円※6に対し、保有株式時価総額は22.9兆円※7で、ここから算出される負債カバー率は29%と十分に安全な水準にあると評価しています。資本市場が変動すると保有株式価値も当然変動しますが、想定外の市場変動に見舞われても、安全で安定した財務運営の維持が求められます。あらゆる環境変化に耐えうる鉄壁の財務管理を実現すべく、負債カバー率については35%を上限の目安としています。