2023年3月期 第3四半期 決算

2023年3月期 第3四半期 決算(2023年2月7日)

ソフトバンクグループ株式会社は2023年3月期 第3四半期決算を2023年2月7日(火)に発表しました。

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決算ハイライト

1.アリババ

2022年8月から9月にかけて、アリババ株式を利用した先渡売買契約のうち242百万ADR(米国預託証券)を対象とした契約を早期現物決済(以下「本早期現物決済」、※1)した結果、合計5兆3,716億円の利益を計上。本早期現物決済の過程でアリババに対する議決権保有割合が20%を下回ったため、同社は当社関連会社から除外

金額要約四半期連結損益計算書の計上科目
本早期現物決済に係るアリババ株式先渡売買契約決済利益5,848億円持株会社投資事業からの投資損益
アリババが関連会社から除外された時点で保有する同社株式の再測定益3兆9,967億円
本早期現物決済の対象となる先渡売買契約に係るデリバティブ利益7,901億円デリバティブ関連損益(投資損益を除く)
合計(税引前利益への影響)5兆3,716億円

このほか、関連会社から除外された時点から当第3四半期末までの株価下落に伴い、当第3四半期末時点で保有するアリババ株式に係る投資の未実現評価損失9,480億円を計上

2.SVF

活動開始来累計損益はSVF1で110億米ドルのプラス、SVF2で167億米ドルのマイナス※2

3.業績ハイライト
投資損失1兆3,612億円(当第3四半期:5,116億円の損失)
  1. 持株会社投資事業からの投資利益3兆6,996億円(当第3四半期:1,749億円の利益)
  • 本早期現物決済に伴い、アリババ株式先渡売買契約決済関連利益4兆5,815億円を計上
  • アリババが関連会社から除外された時点から当第3四半期末までの同社株価の下落に伴い、投資の未実現評価損失9,480億円を計上
  1. SVF事業からの投資損失5兆68億円(当第3四半期:6,532億円の損失)
  • SVF1:実現益(純額)481億円、未実現評価損失(純額)2兆528億円をそれぞれ計上
  • SVF2:実現損失(純額)27億円、未実現評価損失(純額)2兆3,224億円をそれぞれ計上
    世界的な株価下落傾向を背景に多数の公開投資先※3の株価の下落(当第3四半期には一部銘柄で株価上昇)。未公開投資先※3も、業績の低迷や公開類似企業の株価下落などを反映した結果、多数の銘柄で公正価値が減少
税引前損失2,900億円(前年同期比1兆5,248億円悪化)
  1. 財務費用4,335億円
  2. 為替差損7,280億円:主にソフトバンクグループ(株)において米ドル建て債務が同現預金・貸付金を上回っている中、円安となった影響により損失を計上
  3. デリバティブ関連利益(投資損益を除く)6,196億円:アリババ株式の株価下落に伴い、同株式の先渡売買契約に係るデリバティブ関連利益を計上
  4. SVFにおける外部投資家持分の減少額1兆1,458億円
親会社の所有者に帰属する純損失9,125億円(前年同期比1兆3,051億円悪化)
  1. 法人所得税4,682億円
  2. 非支配持分に帰属する純利益1,543億円
4.「守り」の徹底――継続的な資金化と投資の縮小の結果、LTV※4が前期末から改善
継続的な資金化
  1. 当第3四半期累計期間にアリババ株式を利用した先渡売買契約により244.2億米ドルを調達
  2. 当第1四半期にTモバイル株式21.2百万株を24.0億米ドルで売却
  3. 当第3四半期累計期間にSVF1および2でUber、KE Holdingsを含む8銘柄の全株式および複数の上場銘柄の一部株式などを合計52.6億米ドルで売却(株式交換を含む)
投資の縮小

当第3四半期累計期間にSVF1および2で合計27.6億米ドルを投資(新規および追加投資の合計、株式交換を含む)。前年同期の投資額合計392.4億米ドルから大幅に縮小

5.積極的な負債返済および先渡売買契約の早期現物決済により、ソフトバンクグループ(株)および資金調達子会社等の有利子負債が前期末から3兆6,740億円減少
  1. 本早期現物決済により株式先渡契約金融負債275.7億米ドルを削減(うち134.7億米ドルは当第2四半期累計期間に締結した契約に係る金融負債)
  2. 当第1四半期にコミットメントラインを使用した借入金45.0億米ドルを返済
  3. 当第2四半期に銀行借入(シニア・ローン)3,252億円全額を返済(うち期限前返済は2,927億円)
  4. 当第2四半期にアリババ株式を利用した借入(マージン・ローン)60.0億米ドル全額を返済
  5. 当第2四半期累計期間にTモバイル株式を利用した借入(マージン・ローン)20.6億米ドルを返済
  6. 当第3四半期に外貨建て普通社債合計15.1億米ドル相当(額面総額)を買入れ。なお、米ドル建ノンコール6年永久劣後社債7.5億米ドル(額面総額。IFRS上資本性金融商品に分類)の買入れも実施
6.合計1.4兆円の自社株買いを完了
  1. 2021年11月に決議した最大1兆円の自己株式取得枠:2022年10月17日に全額の取得完了
  2. 2022年8月に決議した最大4,000億円の自己株式取得枠:2022年11月10日に全額の取得完了
  3. 上記の両取締役会決議に基づき取得した自己株式の総数と同数の自己株式252,958,500株(消却前の発行済株式総数に対する割合14.68%)を2023年3月末までに消却予定
7.Zホールディングスが同社、LINEおよびヤフーを中心とした合併方針を2023年2月に決定

Zホールディングスは、今後、よりプロダクトファーストの組織体制とし、経営統合によるシナジーの拡大を加速させるため、同社と中核完全子会社であるLINE、ヤフーの3社を中心に、2024年3月期中を目処に合併を実施する旨の基本方針を決定

  1. 当該期間に決済期限を迎えた一部の契約については決済期限時に現物決済を行いました。

  2. 外部投資家持分および税金等の控除前のグロスの金額です。

  3. 公開投資先は証券取引所および店頭市場で取引される株式を、未公開投資先は公開投資先に該当しない投資先を指します。以下同じです。

  4. 保有資産に対する負債の割合で、調整後純有利子負債÷保有株式価値で算出します。保有株式価値および調整後純有利子負債は、いずれもアセットバック・ファイナンスにおける満期決済金額または借入金を除きます。調整後純有利子負債の算出からは、当社のうち、ソフトバンク(株)(Zホールディングス(株)およびPayPay(株)をはじめとする子会社を含む)、SVF1、SVF2、LatAmファンドおよびアームなど独立採算で運営される事業体、ならびにSB Northstarに帰属する有利子負債および現預金等を除きます。

関連資料・ニュース

第1四半期第2四半期第3四半期通期
2023年3月期2022年8月8日2022年11月11日2023年2月7日
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2022年3月期2021年8月10日2021年11月8日2022年2月8日2022年5月12日
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