JSkyB、150チャンネルのデジタル衛星放送に日本サテライトシステムズ社の衛星を使用

ザ・ニューズ・コーポレーション・リミテッド(代表取締役会長、ルーパート・マードック)とソフトバンク株式会社(代表取締役社長 孫 正義)は、両社のデジタル多チャンネル衛星放送に関する合弁事業JSkyB(ジャパン・スカイ・ブロードキャスティング)にて日本サテライトシステムズ社のJCSATシリーズの衛星を使用し、150チャンネルの日本国内向けデジタル多チャンネル衛星放送を提供する意向であると発表しました。

JSkyBは、ザ・ニューズ・コーポレーション・リミテッドとソフトバンク株式会社のジョイント・ベンチャーであり、多チャンネル、デジタル方式のテレビ番組放送事業者に、マーケティング、プロモーション、スクランブル放送、電子プログラムガイド、視聴者管理サービスを提供します。またJSkyBはその進んだ技術を使って、視聴者に多種多様なサービスを提供します。JSkyBはまた、「パーフェクTV」とも共存共栄をはかるため積極的に協力していく方針です。

JSkyBは、現在東経128度に位置するJCSAT-3のトランスポンダーに関する郵政省のヒアリングに参加しています。そして政府の認可を受け次第、1997年には同衛星を使用したサービスを開始する意向です。これらのトランスポンダーは、政府の認可に従ってJSkyB傘下の日本の委託放送事業者により運営される予定です。

また同サービスは、新たに東経124度に位置する予定のJCSAT衛星上のトランスポンダーを使用して、1998年にサービス拡大を行う予定です。放送受信機には45センチのアンテナを想定しており、サービス拡大時には視聴者が機器の変更・調整を行うことなく対応できる体制を考えております。

ニューズ・コーポレーションの、世界にはりめぐらされたプラットフォーム上の優れた番組購買力と世界共通IRD(Integrated Receiver and Decoder、放送受信機)の開発により、視聴者はより大きな利便を得ることになります。マードック会長は「英国で非常に成功を収めている衛星放送事業BSkyBでニューズ・コーポレーションが得た経験が、JSkyBに生かされるだろう」と語りました。また、「ニューズ・コーポレーションは、ヨーロッパ、アジア、日本、北米、南米、オセアニアなどにおけるデジタル衛星プラットフォーム計画で世界をカバーしつつある」とも語りました。

ザ・ニューズ・コーポレーション・リミテッド(NYSE、NWS、NWSpr、ASX、NCP、NCPDP、LSE、NEWCP)は、世界最大のメディア企業の一つであり、1996年3月31日現在の総資産は240億米ドル、年間総収益は100億米ドルにのぼります。同社の全世界に広がる多様な事業には、映画及びテレビ番組の制作・配給、テレビ及び衛星放送、新聞、雑誌、書籍、プロモーション用挿入冊子の発行、コンピューター情報サービス、デジタル放送システムが含まれます。

ソフトバンクはデジタル情報産業の総合インフラプロバイダー企業で、世界規模での事業展開を果敢にすすめてまいりました。グループ企業には、世界最大のコンピューター関連出版社であるジフ・デイビス社をもち、またコンピューター関連世界最大の展示会であるCOMDEX、Networld + Interopの主催社でもあります。日本においてはコンピューター関連流通・出版の最大手でもあります。

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