ボーダフォン株式会社の買収およびヤフー株式会社との携帯電話事業に関する業務提携について
ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:孫 正義、以下、ソフトバンク)は、ボーダフォン・グループPLC (本社:英国ロンドン、代表:アルン・サリン、以下、ボーダフォンPLC)との間で本日、ボーダフォン株式会社(本社:東京都港区、代表:ウィリアム・ティー・モロー、以下、ボーダフォン)の買収について合意いたしましたのでお知らせします。
また、ソフトバンクは、ヤフー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:井上雅博、以下Yahoo! JAPAN)と、携帯電話事業に関する業務提携についても本日、合意いたしましたので併せてお知らせします。
ボーダフォンは国内3位の携帯電話事業者です。また、ボーダフォン・グループは全世界で約5.1億人の顧客を有する世界最大の携帯電話事業者です。
このたびの買収により、ソフトバンクグループは、固定、移動通信事業を有する、連結売上高:2.5兆円規模、提供回線数:約2,600万回線の総合通信事業者となります。
Yahoo! JAPANは、高い集客力と多くの優良なコンテンツ、サービスを有するポータルサイトです。Yahoo! JAPANとの提携により、これまでにない革新的なモバイルサービスの実現が可能となります。
1. 買収の目的
ソフトバンクグループは、これまで固定ブロードバンド事業、固定通信事業を展開してきました。このたび、ボーダフォンを買収することにより、移動体通信サービスの提供が可能となり真のユビキタス社会の実現に向け大きく前進することになります。
2. 買収による主なシナジー
(1)ソフトバンクグループが持つ、 Yahoo! JAPANを中心とする有力なコンテンツ、サービスと携帯電話が融合した戦略的統合モデルを構築することで、これまでにない革新的なモバイルサービスの提供が可能となります。
(2)ソフトバンクグループとボーダフォンが持つ通信ネットワークの統合や販売チャネルの統合、グループとしての効率的な設備投資などを通じ、事業の様々な側面で効率化が可能となります。
(3)ボーダフォンは、既に人口カバー率99%以上のネットワークと1,500万人を超える顧客を有しており、本年11月に予定されているモバイルナンバーポータビリティを前にスムーズな事業展開が可能となります。
(4)ソフトバンクとボーダフォンPLCは、このたびの交渉を機に、モバイルコンテンツ配信事業などにおける合弁事業の可能性について協議していくことに合意しています。
3. Yahoo! JAPANとの携帯電話事業に関する業務提携について
ソフトバンクは、Yahoo! JAPANと携帯電話事業において業務提携を行い、携帯電話端末のポータルサイトとして、サービス、コンテンツなどの全面的な提供を受けます。これによりPCとモバイルの利用者に対してシームレスな環境を構築し、革新的なサービスを提供していきます。
4. 本件の概要
スワイプで横にスライドできます
方法 | ソフトバンク全額出資子会社によりボーダフォン発行済普通株式の約97.7%を取得 |
---|---|
株式価値 | 約1.75兆円の予定 |
資金調達(予定) |
|
役員 | ボーダフォンPLCは、ソフトバンク全額出資子会社に対し、上記優先株式等を保有している間、取締役1名を指名することができます。 |
売主 |
|
株式取得日 | 1~2ヶ月中 |
5.当社の損益に与える影響
本年度の当社連結財務諸表における最終的な影響額については、現段階では未確定であります。確定した時点で速やかにご報告いたします。
以上
-
※
発表会見の模様は、当社ウェブサイト上からオンデマンド配信でご覧いただけます(Windows Media Player 、上映時間1時間50分)。
-
※
ソフトバンク株式会社
スワイプで横にスライドできます
所在地 | 東京都港区東新橋1-9-1 |
---|---|
代表 | 孫 正義 |
資本金 | 1,628億円 |
主な事業 |
|
ヤフー株式会社
スワイプで横にスライドできます
所在地 | 東京都港区六本木6-10-1 |
---|---|
代表 | 井上雅博 |
資本金 | 69億円 |
主な事業 |
|
ボーダフォン株式会社
スワイプで横にスライドできます
所在地 | 東京都港区愛宕2-5-1 |
---|---|
代表 | ウィリアム・ティー・モロー |
資本金 | 1,772億円 |
主な事業 | 移動体通信事業 |
売上高 | 1兆4,700億円(2005年3月期連結) |
営業利益 | 1,580億円(2005年3月期連結) |
-
このページに掲載している情報は、作成日時点において入手可能な情報に基づくもので、予告なしに変更されることがあります。また、このページには将来に関する見通しが含まれていることがあり、これらはさまざまなリスクおよび不確定要因により、実際の結果と大きく異なる可能性があります。あらかじめ免責事項につき、ご了承下さい。