入社式あいさつ(骨子)
本日行われた2008年度ソフトバンクグループ入社式で、ソフトバンクグループ代表の孫 正義がソフトバンク株式会社、ソフトバンクモバイル株式会社、ソフトバンクBB株式会社、ソフトバンクテレコム株式会社の新入社員903名に向けて以下の言葉を贈りました。
新入社員の皆さん、本日はおめでとうございます。
今日ここに来る途中、美しい桜があちこちに咲いており、日本の文化の素晴らしさを改めて感じました。私が日本人の中で一番素晴らしいと思う人物は坂本龍馬ですが、それは彼が自分の名誉や私利私欲のためではなく、人々のために人生を捧げたと思うからです。われわれは毎日、ビジネスの世界でさまざまな競合会社と戦いをしていますが、それは通信の世界に革命を起こすことによって、人々のコミュニケーションをより良くするという同じ志を持った、同志としての戦いであると言えます。やる以上はそれぞれが完全燃焼し、われわれソフトバンクも、人々の生活に役立つために邁進していきたいと思います。
ソフトバンクにとって一番大切な事業の目的は、日本と世界の人々の生活をより豊かにすることです。友人や同僚ともっと会話ができるように、家族の幸せがより身近に感じられるように、仕事の効率がより良くなるように、インターネットを通じて世界中のあらゆる情報を効率よく手にいれることができ、社会生活が豊かになる事業を行う。これがわれわれにとって最も大切なことであり、そのことに人生を注ぐことができれば、それが一番幸せなことだと思います。
今日は皆さんの社会人人生の中で大切な一日です。これから現実にはさまざまな試練があり、桜が厳しい冬を越えるように、時にはそれに立ち向かわなければいけないこともあると思います。しかし、それを乗り越えることでより鍛えられ、より美しい花を咲かせることができるに違いありません。今皆さんが抱いている「社会の役に立ちたい」というすがすがしい初志を忘れず、今後の人生の中で大切にしてほしいと思います。
改めて、本日はおめでとうございます。
以上
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