通期業績予想に関するお知らせ

ソフトバンクグループ株式会社

2020年3月期(2019年4月1日~2020年3月31日、以下「当期」)の業績予想について、下記の通りお知らせいたします。本業績予想は、現在の市場環境の悪化を踏まえ、投資家の皆さまに対し業績見通しに関する情報の提供を速やかに行うことを目的として公表するものです。

1. 当期の連結業績予想数値と前期の連結業績の差異

(単位:百万円)

 売上高営業利益税引前利益親会社の所有者に帰属する純利益
前期業績(A)
(2019年3月期)
9,602,2362,353,9311,691,3021,411,199
前期業績(B)
(2019年3月期:スプリント非継続事業化後(※2)
6,093,5482,073,6361,682,6721,411,199
当期業績予想(C)
(2020年3月期)
6,150,000△1,350,000250,000△750,000
増減額(C-A)△3,452,236△3,703,931△1,441,302△2,161,199
増減率△36.0%―%△85.2%―%
(参考)
増減額(C-B)56,452△3,423,636△1,432,672△2,161,199
増減率0.9%―%△85.1%―%

2. 前期業績との差異(上記C-A)の理由

売上高の差異は、主に、米国子会社であるSprint Corporation(以下「スプリント」)について、当期の当社連結損益計算書における同社の純損益を、継続事業と区分して「非継続事業からの純損益」として表示することによるものです。詳細は以下(※2)をご参照ください。

営業利益の差異は、主に、市場環境の悪化を受け、ソフトバンク・ビジョン・ファンドにおいて投資の公正価値の減少に伴い当期において約1.8兆円の投資損失を計上する見込みであることによるものです。

税引前利益の差異は、主に、上記に加え、当期第1四半期にアリババ株式の先渡売買契約にかかる決済益及び当第3四半期にアリババに係る持分変動利益を計上し、さらにアリババに係る当期の持分法投資利益が前期から増加する見込みである一方、The We Company(WeWork)及びWorldVu Satellites Limited(OneWeb)など、ソフトバンク・ビジョン・ファンド以外の投資について、当期合計約8,000億円の営業外損失(FVTPLの金融商品から生じる損益、デリバティブ関連損益、貸倒引当金繰入額及び持分法投資の減損損失の合計額)を計上する見込みであることによるものです。

なお、当社が従来から掲げているLTVや手元流動性に関する財務方針に変更はありません。

以 上

  • SoftBank Vision Fund L.P.および代替の投資ビークル(傘下の子会社を含む)

  1. 上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づき作成したものであり、実際の業績は今後決算を確定していく過程で得られる追加的な情報や見積もりの変更等の様々な要因によって予想値と異なる場合があります。

  2. スプリントとT-Mobile US, Inc.(「Tモバイル」)の全ての対価を株式とする合併による取引(以下「本取引」)について、2020年3月31日時点において、当社は、完了の可能性が非常に高いと判断しました。この判断に基づき、当期の当社連結損益計算書におけるスプリントの純損益は、継続事業と区分して「非継続事業からの純損益」として表示され、前期における同社の純損益についても遡及修正が行われ、「非継続事業からの純損益」として表示される予定です。また、スプリントの資産及び負債は、連結財政状態計算書において、売却目的保有に分類された資産及び負債として表示される予定です。このため、本業績予想と当該スプリントの非継続事業化を反映した前期業績との比較(C-B)を併せて上記の表に記載しています。なお、2020年4月2日付「当社⼦会社スプリントのTモバイルとの合併完了のお知らせ」にてお知らせの通り、スプリントとTモバイルは2020年4月1日(米国東部時間)に本取引を完了しました。

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