理念・ビジョン・戦略
21世紀の情報革命と新しいアプリケーションの形
2006年3月、日本オラクル株式会社主催の「Oracle OpenWorld Tokyo 2006」で、代表取締役社長孫 正義が21世紀の情報革命と新しいアプリケーションの形について講演しました。
21世紀の革命 ブロードバンド
20世紀の産業革命を躍進させたインフラは電気でした。コンセントはどこにでもあり、プラグを差し込むだけで発電所やロードバランスを気にかけることなく電気が届きます。
21世紀の情報革命を躍進させたインフラはブロードバンドです。
インターネットが世に普及し始めた1995年から1996年(インターネット第一次成長期)は、主に検索やメールなどの情報処理ツールとして利用され、テキストや静止画が主要な情報形態でした。
インターネット第二次成長期以降、ブロードバンドは社会インフラとなり、インターネット人口は7,000万を突破しました。動画やブログ・SNS・CGMなど新たな情報形態が普及してきており、これまで縦割りで提供されていた固定・携帯という通信分野のサービスはもちろん、生活や社会のいたるところに遍在するコンピュータがIPにより融合され、ビジネスや日常生活を支える強力な情報環境となっていくことでしょう。
ブロードバンドに乗せる、新しいアプリケーションの形
“何人たりとも平等に情報にアクセスでき、電気・水道のようにコンピューティングサービスを利用できる社会の実現”-2003年11月20日オラクル・ソフトバンクの合同セミナーで発表した理念です。これを具現化するべく、「コンテンツ・アプリケーションなどのサービス」と「高品質・高機能ネットワーク」を融合したSNC (Service Network Convergence)とユビキタス・ブロードバンドインフラの実現を目指したのが日本テレコム 次世代ICTプラットフォームサービス 構想です。これまで各企業が個別に構築・調達していたITインフラやアプリケーション、コンテンツなどを一括したネットワーク側の機能としてご利用いただける構想です。この構想を基に日本テレコムは法人のお客様向のサービスとして「ULTINA On Demand Platform」KeyPlatを提供しています。ネットワークインフラと機能がすでにプラットフォームとして用意されているため、お客様のビジネスに必要なリソース機能を必要なときに必要なだけ、ご利用いただくことができるようになりました。
ソフトバンクグループは、これからも「インフラ」から「コンテンツ・アプリケーション」に至る全ての領域において様々なサービスを提供し、総合通信事業者として、人々により豊かで便利で楽しいライフスタイルを提供して参ります。
我々が目指しているのは21世紀のライフスタイルカンパニーです。
テクノロジーは進化します。
我々のライフスタイルも進化しなくてはならない。
“Believe in technology”それが我々の革命です。
(掲載日:2006年5月1日)
[注]
「ULTINA On Demand Platform」 KeyPlatについて詳しくは日本テレコム サービスサイト(http://www.softbanktelecom.co.jp/business/ultina/index.html)をご確認ください。
ソフトバンクNOW(2005年12月16日掲載)
日本テレコム 法人向けサービスブランド「ULTINA」発表「Oracle OpenWorld Tokyo 2006」は、TURNAROUND JAPAN ~事業再生とITの役割~」をテーマに2006年3月に日本オラクル株式会社が主催し、ITの活用方法をビジネスパートナーとともに紹介した国際カンファレンスです。