LINEヤフー株式会社は2021年に「AI倫理に関する有識者会議」を設置し、AI活用やガバナンス体制整備について継続的に議論しています。また「AI倫理基本方針」を制定し、専門組織であるAI倫理ガバナンス部門を設立することで、全社的な生成AIの活用を推進しています。2025年3月には、AIの開発・提供・利用にあたって想定されるリスク対応策のベストプラクティスを網羅したガイドラインを社内展開し、ガバナンスの一層の強化を図っています。社員の啓発や研修にも積極的に取り組んでおり、生成AIの利用に伴うリスクやプロンプト作成を学ぶための全役職員受講必須の研修を年2回実施しているほか、2025年1月には、「難しい」を「楽しい」に変えるをコンセプトに生成AI活用方法やプロンプトエンジニアリングを学べる「Generative AI Boot Camp」を展開しました。これは、業務の隙間などを活用してステップアップできる自律的な学習を促す仕組みで、社員のAI活用能力向上を後押ししています。