アリババ株式先渡売買契約の決済完了に伴う単体決算における投資有価証券売却益計上に関するお知らせ

ソフトバンクグループ株式会社

当社は複数の100%子会社を通じて、保有するAlibaba Group Holding Limited(以下「アリババ」)株式を利用した先渡売買契約を複数の金融機関と締結し、資金調達を行っています。このうち、Skybridge LLC(当社の100%子会社。以下「Skybridge」)を通じて金融機関との間で締結していた先渡売買契約(以下「本先渡売買契約」)について、段階的に実施してきた現物決済が2024年1月に全て完了したことに伴い、本先渡売買契約に付随する当社とSkybridgeを契約当事者とする貸株契約及び先渡売買契約(以下「本グループ間貸株契約」及び「本グループ間先渡売買契約」。併せて「本グループ間契約」)を精算しました。この結果、2024年3月期(2024年3月31日に終了する12カ月間)の単体決算において投資有価証券売却益(特別利益)1兆2,592億円を計上することとなりましたので、下記のとおりお知らせいたします。

なお、「2. 業績に与える影響」に記載の通り、連結決算においては投資有価証券売却益は計上されません。

1. 本グループ間契約及びその精算の概要

当社は2020年4月、保有するアリババ株式512.3百万株(約64.0百万ADR相当)を対象とする貸株契約(本グループ間貸株契約)をSkybridgeとの間で締結し、Skybridgeは当該株式を利用した株式先渡売買契約(本先渡売買契約)により金融機関から資金調達を行いました。この際、当社とSkybridgeの間でグループ間先渡売買契約(本グループ間先渡売買契約)を締結しました。

その後、2021年10月から2024年1月にかけて、段階的に本先渡売買契約の現物決済を行いました。このたび、本先渡売買契約の決済が全て完了したことを受けて、当社からSkybridgeへ同数のアリババ株式を譲渡することで、Skybridgeは本グループ間貸株契約を精算しました。同時に、本グループ間先渡売買契約も精算しました。

なお、本グループ間契約の精算に際し、当社、Skybridge、金融機関のいずれもアリババ株式を新たに市場で売買しておらず、今後も市場で売買する予定はありません。

2. 業績に与える影響

本グループ間契約の精算に伴い、2024年3月期(2024年3月31日に終了する12カ月間)の単体決算において投資有価証券売却益(特別利益)1兆2,592億円を計上します。なお、当該投資有価証券売却益には、2021年10月以降段階的に決済した本グループ間先渡売買契約に係る利益7,006億円が含まれています。

連結決算においては、上記はグループ内取引のため投資有価証券売却益は計上されません。また、金融機関との間で締結した先渡売買契約の損益は決済時に計上しています。

以 上

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