ソフトバンクグループは、創業以来一貫して、「デジタル情報革命の担い手」として社会に貢献することを理念に、さまざまな事業に挑戦してきました。
2008年は携帯電話の「インターネット元年」になると考えています。CPUのパワー増大、HSDPA*1に代表される通信速度の向上、ディスプレイサイズの拡大など、携帯電話は話すためのツールから、より豊かなコミュニケーションのための「インターネットマシン」に進化しつつあります。今後は、インターネットビジネスを展開する企業が携帯電話業界を牽引していく時代となることでしょう。その中で市場の覇権を取るのは、「携帯電話におけるインターネット活用をより上手に提供できた会社」であり、「アジアでNo.1になった会社」です。
かつては、あらゆる産業において、アメリカでNo.1になる必要がありましたが、これからを10年20年というスパンで見るならば、アメリカではなく中国でNo.1になる必要があります。中国のNo.1である「アリババグループ」と日本のNo.1である「Yahoo! JAPAN」。両者の共通点は、ソフトバンクのグループ企業であることです。つまり、「アリババグループ」+「Yahoo! JAPAN」=「アジアNo.1インターネット企業」+「携帯電話」=「SoftBank」。このシンプルな算数こそがインターネットの分野で世界一になる公式です。ソフトバンクは、 世界一のインターネットカンパニーになりたい。志を共有する仲間たちと一緒に、大きな革命を起こしていきたいと考えています。
私にとってもっとも大切な事業の目的は、人々の生活をより豊かにすることです。ソフトバンクが提供する製品やサービスが本当にお客様の役に立ち、使っていただいた方に笑顔で感謝され、より豊かな社会のために貢献できたのならば、それこそ「生まれてきた価値があった」と言えるのではないでしょうか。
一緒に頑張りましょう。宜しくお願いします。