誠実さと尊重へのコミットメント

ソフトバンクグループは、
責任感を持って活動すること、
倫理的に行動すること、
誠実かつ率直に対話することによって、
信頼を得ます。

行動規範 MENU

利益相反を管理します

ソフトバンクグループは、個人的な利益に影響されることなく、ソフトバンクグループの利益を最優先してビジネス上の意思決定を行うことを社員に求めています。私たちがソフトバンクグループを発展させることを約束するということは、私たちがソフトバンクグループやお互いに対して負っている義務よりも個人的な利益を優先しないことを意味します。実際に利益相反がなくても、利益相反が存在すると見られるだけで、ソフトバンクグループの評判が傷付くことがあります。

  • 利益相反を理解し、注意を払います。
  • 社内規程に従って、会社の利益と相反する可能性のある個人的な利益を開示します。
  • ソフトバンクグループの利益に反する財産やその他の資産の権利を取得するなど、ソフトバンクグループの情報を悪用しません。
  • 顧客に対する善管注意義務がある場合には、その義務がソフトバンクグループの利益に反する可能性がある場合でもその義務を果たします。その場合には社内規程に従い利益相反を管理します。
「利益相反」はいつ発生するのか?

「利益相反」は、個人の利益が何らかの形でソフトバンクの利益の妨げとなる場合、もしくは妨げとなるように見える場合に発生します。利益相反は、会社での立場や入手可能な情報を個人的な便益を享受するために利用することで発生します。

利益相反の例
  • 競合企業、顧客企業、サプライヤー企業の社員や役員として働くこと
  • 取引先から贈答、ローン、投資機会を受けること
  • ソフトバンクグループが関心を抱いている商品やサービス、資産またはその他の権利を購入すること
  • 契約機会や取引を自分や自分の親族に仕向けること
  • ソフトバンクグループの資産、情報、関係性またはソフトバンクグループでの立場を利用して獲得したビジネスチャンスを自分のために利用すること
  • 上司に開示することなく親族を部下として雇用すること
  • 取引先の業績目標達成を手助けするために、必要のない商品またはサービスを購入すること

会社の資産を悪用しません

ソフトバンクグループは、誠実で正直に行動することを社員に求めます。損失の金額(実際に発生したか潜在的なものかを問いません)にかかわらず、いかなる不正行為も行動規範の違反であり、当社が事業を行う多くの地域において犯罪行為に該当します。不正が発生した場合には、ソフトバンクグループは解雇を含む適切な懲戒処分を行います。すべての社員が以下の不正を認識し、注意を払わなければなりません。

  • 金銭的な利益を得ることを目的として、ソフトバンクグループの経営資源や資産を意図的に悪用すること。例えば、納品されていない商品やサービスに対する支払いを承認し、見返りを受け取ること。
  • ソフトバンクグループの情報などの資産、関係性やソフトバンクグループにおける立場を利用して獲得したビジネスチャンスを不正に流用すること。
  • 個人的な利益や不正な利益を得るために虚偽の報告をすること。例えば、経費の不正や、人事評価で良い評価を得るために社内文書を改ざんすること。
  • 個人的な利益や不正な利益を得るためにソフトバンクグループのデータや知的財産を悪用すること。例えば、個人情報や営業秘密を盗用・転売すること。

出張費や経費を適切に処理します

私たちは、出張と経費に関する各社の規程に従って、正確かつ完全な経費に関する報告書を適時に提出する責任を負っています。

  • 経費に関する報告書を速やかに提出し、日当、食費、車両手当、タクシー代、航空券費用は認められた範囲でのみ経費に含めます。
  • 自分自身で経費に関する報告書を作成していない場合でも、その報告書の正確性について責任を負います。
  • 上司は部下の経費に関する報告書の正確性と適切性を確保する責任を負います。

インサイダー情報を悪用しません

多くの国では、「重要な未公開情報」または「インサイダー情報」と呼ばれる未公開情報を利用したり、他者と共有したりすることが法律で禁じられています。このような情報には、一般に公開されておらず、一般に公開された場合にはその会社の株価に影響する情報が通常含まれます。これらの法律は個人に適用され、違反した場合には懲役を含む厳しい刑罰が科されることがあります。

  • インサイダー情報へのアクセスとインサイダー情報の利用を厳格に管理します。
  • ソフトバンクグループまたはその他の会社のインサイダー情報へのアクセス権を有している場合には、そのインサイダー情報が一般に公開されるまで、その会社の株式やその他の有価証券を売買しません。
  • 家族や友人など、インサイダー情報を受領する権限のない者に対して、インサイダー情報を共有しません。インサイダー情報が有価証券の売買に利用されない場合であっても、他者にインサイダー情報を共有したり、伝達したりすることは犯罪に該当する場合があります。
  • レストランや移動中など、他者に聞かれる可能性がある公共の場でインサイダー情報について話さないよう注意します。
重要な未公開情報またはインサイダー情報

投資家が投資判断を行う上で重要とみなす情報

  • 売上、利益、配当など、会社の財務情報
  • 合併、売却、新規契約、新規プロジェクト、新規事業戦略など、主要なビジネス上の取引
  • 経営陣の変更、深刻な情報漏洩または巨額の訴訟

政治活動に参加する場合には
個人として参加します

良き企業市民として、私たちは合法かつ適切な政治活動に自己の責任で個人として参加します。適法に政治活動に参加するために、以下の点を徹底します。

  • 自分で選んだ政治活動に参加します。
  • 政治活動に参加する際にはソフトバンクグループの名前を用いず、ソフトバンクグループを代理して政治活動に参加しません。
  • 政治家(候補者、政党や政治団体を含みます)への寄付のために、会社の資金、資産、設備を使用しません。
  • 会社の許可を得ている場合を除き、ソフトバンクグループを代理して、政治家( 候補者や公務員を含みます)と会ったり、政治家とコミュニケーションを取ったりしません。

ソフトバンクグループ
行動規範の使い方

この行動規範は、ソフトバンクグループの「コミットメント」を基礎とし、それを実現するための「アクションステートメント」からなっています。アクションステートメントは倫理的に事業活動を行うための方向性を示すものであり、その下の「重要な考え方」は、ソフトバンクグループの日々の業務においてアクションステートメントを実践するための具体的な手引きとなっています。

わからないことがあれば、「危険信号」、「注意」、「具体例」、「Q&A」、「定義」、「倫理的意思決定モデル」などの追加情報を確認いただくか、各社のコンプライアンス部門に問い合わせください。

コミットメント

例:
誠実さと尊重への
コミットメント

アクションステートメント

例:
利益相反を管理します

重要な考え方

例:
  • 利益相反を理解し、注意を払います。
  • 社内規程に従って、会社の利益に反する可能性のある個人的な利益を開示します。
  • ソフトバンクグループの利益に反する財産やその他の資産の権利を取得するなど、ソフトバンクグループの情報を悪用しません。
  • 顧客に対する善管注意義務を理解し、当該義務がソフトバンクグループの利益に反する可能性がある場合でもその義務を果たします。その場合は、社内規程に従い利益相反を管理します。

ヘルプ

危険信号
行動を再検討するか、再度指示を求める。
注意
このような状況には特に注意する。
具体例
セクションで説明している事項の具体例
Q&A
セクションで説明している事項に関するQ&A
定義
セクションで説明している事項の定義
最も倫理的な意思決定を助ける「倫理的意思決定モデル」