ASIは、今急速に現実味を帯びつつあります。人類史上、最も重要な技術的転換点となり得るこの変化を捉えようと、世界中の投資家が競い合っています。
2025年も、AIは公開・未公開市場の双方で圧倒的な存在感を示しました。各カテゴリーの代表的な企業が、記録的な額の資金調達を実現するとともに、事業面でも着実に成長を遂げています。2025年の世界のベンチャーキャピタル投資のうち、AI関連は過半を占め、その投資額は前年から85%増え、過去最高の2,110億米ドルに達しました※1。この勢いは今後も続いていくと見ています。
われわれはこの大きな潮流に加え、世界経済の底堅さからも恩恵を受ける立ち位置にあり、世界的なGDP成長とIPO市場の力強い回復※2がポートフォリオの追い風となりました。2025年度は、ファンドにとって過去2番目に好調な年度となり、投資利益は合計459億米ドル※3に達しました。特にSVF2は、447億米ドルの投資利益を計上したことで、活動開始来の累計利益が218億米ドルとなり、黒字に転換しました。ファンド合計の累計投資額は1,916億米ドルとなり、2025年度末現在のファンド累計投資成果合計額は2,369億米ドルになりました。また、2025年度末現在、累計分配額は800億米ドルを超えています。リミテッド・パートナー(LP)への還元にも注力し、積極的な分配を継続していきます。
早くから一貫してAIに注力してきたわれわれの先見性は、今まさに証明されつつあります。われわれは大勢に追随しているのではありません。AIが世界を大きく変えていくという確信の下、AIを投資哲学の中核に据え、長年にわたりこの分野を切り拓いてきたリーダーなのです。
かつてインターネットが世界の産業構造を大きく変えたように、AIは今、世界中の事業活動や業務プロセスに急速に組み込まれつつあり、個人や企業、公共部門や民間部門、企業規模や産業を問わず、活用が広がっています。われわれは長い間、フィンテックやロボティクス、コマースなどの幅広い分野で、業界を代表する存在へと成長しつつある企業群に投資してきました。現在AIへ大規模に資本が流入していることは、われわれの投資アプローチが正しかったことを示していると言えるでしょう。